高遠焼 鉄釉 輪線徳利 (明治時代 19世紀中頃) 商品番号 1342 高さ 約18.5cm/胴径 約6.8cm 経年のヨゴレがつき、鉄釉にムラ、高台内に墨で字が書かれています。約2合弱入ります。状態は写真でご確認ください。 高遠焼は、19世紀初頭、長野県上伊那郡高遠町(現伊那市)の高遠藩で焼かれた陶器です。 最初は土管などを焼成していたのですが、後に御用窯、民窯に転向、幕末期に日常雑器を焼成しました。 本品は明治時代に入ってから作られた鉄釉徳利。参考写真を見ると焼新窯(P46)で焼かれたことがわかります。この手の徳利は数が少なく、有名ではないのですが、それが逆に国焼きの面白さを物語っています。実際に使用すると楽しいでしょう。 | ||
参考写真「ほおずき書籍 高遠焼集成 前林政行著」 |