瀬戸焼 飴釉 水指
(江戸時代中期 18世紀後半)

商品番号 1330
ご売約、ありがとうございました

口径 約15.5cm/高さ 約10cm/高台径 約11cm

経年の汚れがつき、高台に「ト」の印、目跡の窯傷があります。状態は写真でご確認ください。寛政9年の箱書きのある共箱、漆の共蓋がついています。状態は写真でご確認ください。

瀬戸焼は平安時代に開窯されて以来、我が国を代表する窯の一つです。 江戸時代になると、徳川義直が尾張藩主となり近世陶の生産が始まり、茶道の盛んな尾張地方では瀬戸で作られた茶陶を使用しました。本品は江戸時代後期に作られた、元々は花器を見立てた珍しい水指。窯印から丈八窯で作られたことがわかります。丈八とは古田織部の選んだ瀬戸の名工10人、瀬戸十作の一人。織部好みを受け継ぎ、意匠を凝らしたデザインが魅力の瀬戸焼の作品です。本品の面白さに気づいた前所有者が漆蓋を付けて水指にしたのでしょう。水指や花器としてお楽しみください。





















参考写真「陶器全集 第5 風の巻」国立国会図書館デジタルコレクション

上へ戻る     閉じる