岩礁にアオサギ図 岡島清曠(江戸時代後期 19世紀中頃)

商品番号 1175
ご売約、ありがとうございました

本紙サイズ 縦横 100cm×33.3cm
軸サイズ 縦横 181cm×46cm
箱付

絹本肉筆。時代のオレ、シミ、ヨゴレがあります。状態は写真でご確認ください。

岡島清曠(金沢生、〜明治10年)は江戸時代後期、京都で活躍した四条派の画家です。 人物、花鳥、風景画と全般に渡って良作を制作しました。本品は四条派でも円山応挙の流れを汲む本格的な京都風の絵画作品。 さすが京都と思わせるだけの品の良さ、実力を兼ね備えています。有名でなくても、日本にはまだまだ優秀な作家は眠っていることを教えてくれます。 題材のアオサギは、与謝蕪村に「夕風や水青鷺の脛をうつ」(ゆうかぜやみずあおさぎのはぎをうつ)と日本らしい夏の川辺の情景として詠まれています。 こちらの図で描かれているのは海ですが、白く抜けた空と激しい波、打ち付ける波と一羽たたずむ青鷺の姿が、静と動の対比を効果的に使って構成されています。 涼感のある夏向きの軸ですので、今からの季節、床の間でお楽しみください。


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