大堀相馬焼 緑釉掛け 徳利 (幕末 19世紀中頃) 商品番号 1172 高さ 約19cm/胴径 約7cm 経年のヨゴレがつき、全体の貫入にシミが出ています。状態は写真でご確認ください。 大堀相馬焼は福島県浜通り北部の浪江町大堀で焼かれた陶器。馬の絵で有名な相馬焼は御用窯ですが、大堀相馬焼は庶民用の雑器を焼く民窯でした。銅のちろりを使っていた幕末、陶器の徳利は金気がないので重宝されたので、本品は当時、雑器というよりは高級品だったのかもしれません。本品とよく似た徳利は瀬戸や信楽でも生産されましたが、土質や手取りの軽く薄造りな所から、本品を大堀相馬焼だと鑑定しました。 気負いのないさりげなさが魅力となっている徳利です。2合半入ります。民芸の鑑賞、日本酒の酒器としてお楽しみください。 | ||
|