伊万里焼 唐草・氷烈梅文 鉢
(江戸時代後期 19世紀中頃)

商品番号 1162
ご売約、ありがとうございました

口径 約16.8cm/高さ 約10.3cm/高台径 約8cm

口辺に2mmのアタリ、高台に窯傷、見込みに目立たない使用キズあります。状態は写真でご確認ください。

天保時代になると有田周辺の各藩では殖産のために独自に磁器生産を始めました。 本品が製作された詳細は不明ですが、口紅や染付の色調から佐賀県小城郡小城町で製作された松が谷焼の作品ではないかと考えられます。 松が谷焼は小城鍋島家の藩窯でしたが、窯跡が造成工事で破壊されれ調査ができなったという経緯があります。 いずれにせよ、有田周辺では陶工たちが平戸、有田、松が谷などを転々として磁器制作に励んでいたのでしょう。 本品には伊万里焼の染付とはは違う丼の形をしたエキゾチックな鉢。 見込みに氷烈、外側に唐草文が鮮やかな呉須で描かれ、高台内には珍しい銘があります。夏向きの食器。 冷たいソーメンや冷麺などを盛って楽しんでください。







高台に釉薬の掛かった窯傷があります


口辺に2mmのアタリがあります


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