菖蒲軸 山本大慈 (昭和時代 20世紀後半) 商品番号 1155 本紙サイズ 縦横 119cm×27.5cm 絹本肉筆。経年によるヨゴレ、シミ、オレがあります。状態は写真でご確認ください。 山本大慈(1908年〜1987年、福井県生)は京都で日本画を学んだのち、院展作家の北野恒富、また同じく院展作家である小林古径に師事した日本画家です。 19歳の時、神戸に移り、花鳥画を得意とする日本画家として活躍をしました。 また、福井県では唯一人の日本美術院所属の作家で、日本美術院「甲辰会」の運営委員として後進の指導、育成にあたっています。 本品は濃絵を使って描いた菖蒲の軸。日本美術院の作家らしい、従来の伝統的な日本画とは一線を隔したモダンな日本画です。 少しシミが出ている煮が残念ですが、それでも十分に鑑賞に与える作品。これから梅雨時にかけて菖蒲の季節となります。床の間に飾ってお楽しみください。 | ||
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