九谷焼 色絵 梅に鳥図 大鉢
(明治時代初期 19世紀中頃)  

商品番号 1092
ご売約、ありがとうございました

口径 約22.5cm/高さ 約10.5cm/高台径 約9.5cm
保存箱付き

経年のヨゴレ、全体的に小さな色絵のハゲ、口辺に5mmから1cmの直しが3か所とうすいニュウが3本、小さな使用傷、高台に5mmのアタリがあります。状態は写真でご確認ください。

江戸後期、加賀藩では産業振興の一環として様々な窯が再興九谷の制作に乗り出します。 結果、再興九谷の需要、人気が徐々に高まり、九谷周辺は一大窯業地となりました。 九谷焼には青手九谷と京焼の影響を受けた色絵作品があります。 本品は幕末から明治にかけて作られた色絵の鉢。京都と交流のあった幾何学と写実が融合した金沢ならではのデザイン。 伊万里焼に比べて、九谷焼は和風の魅力があります。高台内に書かれた銘は達筆過ぎて読めないのですが、「松山九谷(九谷松山窯)」と書かれているのではないかと考えています。 このような作品が西洋のジャポニズムの源流になったのでしょう。料理の盛鉢としてお楽しみください。






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