雪中山水図 伊藤響浦 (昭和時代前期 20世紀中頃)

商品番号 1052
送料込み 13,000円

本紙サイズ 縦横 約205cm×55cm
軸サイズ 縦横 約129cm×41cm

絹本肉筆。箱はありません。経年のオレ、シミ、ヨゴレがあります。状態は写真でご確認ください。

伊藤響浦(1883年〜1961年、山口県生、別号に陽康)は山内多門、川合玉堂に師事、美術研究精会、巽画会、二葉会に出品、大正初年からは文展に出品した日本画家です。 大正13年南画に転じ、狩野派や四条派などの折衷的な画風を確立しました。本品は響浦が昭和時代初期に描いた雪中山水図。 従来の南画とは違った独特の描き方で、雪の世界を表現しています。フランスのナビ派に通じる感じもあります。ある意味、モダンな軸と言えるでしょう。 寒い感じがしないので冬でも掛けることができると思います。お正月に床の間に掛けて、雪深い山の中を想像しながら熱燗というのも乙ですね。


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