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岸連山 雨の山水図
[2019/05/26]

先週、日本列島を5月中では珍しい真夏日が襲いました。各地の気温は30度を超え、多くの人が熱中症で病院に運ばれたようです。 昨年の夏も暑かったのですが、今年の夏も同様でしょうか。写真は岸連山の「雨の山水図」。初夏の森に雨が降っている様子を描いています。 エアコンのなかった江戸時代、人々は涼やかな軸や日常品を用いて涼をとっていました。最近の京都は猛暑ですが、幕末の都人はこのような絵を床の間に飾って夏を送っていたのでしょう。 この絵を見ていると雑踏とする都会を離れて田舎に行きたい気分になります。日本にはこの絵のような風景がまだ残っていますが、スマホに夢中な日本人に果たして、このような風景を楽しむ感性が残っているのか……。 どこ懐かしい風景を思い出させてくれるのも骨董とのつき合いの楽しさです。 みなさん、季節外れの夏日の外出時には、こまめな水分補給、忘れないでください。

本紙サイズ 約121cm×49cm
軸サイズ 約187.5cm×64cm

御売約、ありがとうございました

李朝民画 山水庭園図
[2019/05/18]

今月に入って五月晴れの日が続き、散策をするのによい季節になりました。散歩をしていると、庭先には美しいバラやつつじの花が咲き、歩きながら目を楽しませてくれます。 写真は両班の庭園を描いた山水庭園図。
日本でいうと横浜にある三渓園を、水墨というよりも鉛筆で描いたような珍しい民画です。 李朝では若い夫婦の部屋には華やかな花鳥虫図、こどもの部屋には文房具図を飾りますが、本品は両班のために描かれた作品。 当時、まだ李朝には写真が流通していなかったようです。 現在、日本には外国人観光客もたくさん来日し、だれでも気楽に世界各地の観光地に行くことができるようになりました。 この絵が描かれた時代と比べると隔世の感がありますが、この絵を見ていると、この作品が描かれた時代を旅しているような気になります。 それは現実とは違う観念的な世界。眺めているだけで、異次元に行かせてくれる骨董品や美術品は面白いですね。

本紙サイズ 縦横 約76.5cm×29cm
額サイズ 縦横 約93.5cm×41.8cm

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第58回 下川教授を囲んで骨董トーク「ヒト、ヒトと物、心理学」が終了しました。
[2019/05/11]

今年で6回目の首都大学東京大学院心理学部教授の下川先生との骨董トーク「ヒト、ヒトと物、心理学」が終了しました。
今回は心理学的要素を交えながら、人とモノ、先端技術、骨董についての対談です。 パソコン、スマホ、テレビゲームが蔓延する現代社会で、骨董収集家はどのような気持ちで骨董に接しているか、骨董収集は人にとってどのような意味を持つのか、などについて掘り下げました。 今回も新しい受講生の方が参加されましたが、いかがだったでしょうか。次回はアンコール講座「古民芸」です。西荻窪の町はアンティークの町から雑貨の町に変わりつつあります。 その辺りを踏まえながら、民芸と雑貨の話をしたいと思います。お楽しみに。

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下村良之助 銅版画 「夜道」 3/30
[2019/05/05]

2019年4月30日(火)で平成は終わり、5月1日(水)、令和の時代となりました。この間、世間では10連休となり、各地の行楽地は賑わったようです。 30日の夜から1日にかけて、家でテレビを見ていたのですが、各局とも改元の報道番組で一色。平成を振り返る番組もあり、懐かしく映像を見ていました。 仙遊洞を開業したのは平成10年(1998年)なので、平成時代の20年間、営業をしていたことになります。 写真の絵は日本画家・下村良之助の「夜道」という舞子さんを描いた銅版画。 京風のこの作品を見ていると、「昔、天皇は京都にいたのだな」と思い、近年の皇室行事のほとんどは東京で行われていることに気づきました。 近代天皇制は、どうやら完全に東京に根付いているようです。 さて、仙遊洞が平成時代、無事に営業を続けられたのも、お客様のお陰です。 本当にありがとうございました。と、同時にこれから、令和の時代もよろしくお願いいたします。

額サイズ 縦横 約59.5cm×44.5cm

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