blog   2017年12月

上野焼 南蛮写 花瓶
[2016/12/25]

今年もあとわずかになりました。本年度も仙遊洞をご愛顧いただき、ありがとうございました。 本店は古美術品とモダニズムを合わせた視点で物を集めていますが、お客様にそのような趣向が理解されることが何よりの励みとして、 来年もこのスタイルで行こうと思っていますのでよろしくお願いいたします。
今年最後のブログで選んだのは「上野焼 南蛮写 花瓶」。民芸品のような御用窯の作品で、口辺から流れている緑の釉薬がなんともモダン。 昔から美意識を持つ人は、人がやらないことに挑戦するのですが、本品を作った職人も相当、美意識が高かったはずです。 作品が作られた時代もわからないのは、この作品が時代を超えているからだと思います。これに赤い椿の花でも活けたら……、カッコ良いでしょうね。 和風のクリスマスに似合う花瓶で、本年を締めくくりたいと思います。 来年が皆様にとって、良い年になりますように!

高さ 約33cm/胴径 約15cm

御売約、ありがとうございました

伊万里焼 色絵鳳凰文 中鉢
[2016/12/18]

今年も、あと残すところ2週間となりました。そのことに昨日、気づいた私。これから、クリスマス・ケーキを注文して、年賀状とおせちの準備をして……、店は暇ですが、やることがたくさんあります。
毎年、この時期になると主婦の方がクリスマス、お正月用の食器を探しに来店されます。仙遊洞では華やかな、万里焼の赤絵、色絵をお勧めしています。関西では色絵は人気があるのですが、関東では今ひとつ。昔の食事に比べると料理数も膨大に増えたので、赤絵の食器も活用すると楽しいと思うのですが……。
写真の伊万里焼赤絵中鉢は、中華風。多分、幕末に長崎辺りで使用されていたものだと思います。 この鉢は普通のサイズより、少し大きめなので向付の他、汁物を入れる使用でき、意外と重宝。ワイングラスとの相性も良いでしょう。 クリスマスはデザート皿でもОK!
このような色絵を使うと、気分が明るくなります(個人的には、今年、カープが優勝したので赤づいてます)。テレビを見ると、面倒なニュースがたくさん流れていますが、年末年始くらいは気分を変えてぱっと華やかに行きたい。良い食器は見ていると、何を盛ろうか考えさせてくれます。向付、取り鉢、汁物……(桃の節句に、ちらし寿司を盛るときれいですよ)。食器に何を盛りつけるか考えるのも、古美術品とつき合う楽しみの一つです。

相模原・玄武庵さんの盛り付け、綺麗でしょう!

口径 約15.6cm/高さ 約7cm

商品の購入をご希望の方はこちらから


李朝 白磁 ぐい呑み (李朝後期 19世紀)
[2016/12/11]

12月になって、寒い日が続きます。今年は秋がなく、夏から急に冬になった感じがしますが、時々、暖かい日が混ざって何か変な気候です。 テレビをつけると株価が上がって、一見、景気は上向きのように映りますが、店にいると実態が伴っていないような気がします。 昔は株価の上昇とともに、日本人も活気づいたのですが、現在は今一つ。 インターネットの販売が拡大したので、来店するお客様も減ったと思われますが、寒さも関係していると思われます。 中国人の爆買いも終息した、ボーナス期でも静かな年末です(これから、毎年、こんな感じかな〜)。
新聞を見ると、異常気象だったせいか、野菜の値段が平均で1、5倍になっているとか。これから鍋の季節ですが、野菜は欠かせません。 私は毎日でも鍋を食べたい派なので困るな〜。
写真は李朝白磁ぐい飲み。昔、この手の白磁は高かったのですが、野菜の高騰とは反対に手頃な値段となっています。 冬に白磁は冷たそうに見えますが、今は部屋の中が暖かいので鍋の時、常温の日本酒を入れて飲むのと美味しい。 熱燗は備前などの土物が良いのですが、常温の酒はやっぱり白磁が似合う。熱くても冷たくてもおいしい日本酒。 これから正月にかけて、日本酒を飲む機会が増えるので、李朝白磁ぐい飲み、いかがでしょう。

口径 約7.5〜7.8cm/高さ 約4.3cm

御売約、ありがとうございました

第33回・骨董講座が終了しました   
[2016/12/03]

受講生の皆さま 講座への参加、ありがとうございました。室町時代の文化と古美術、いかがだったでしょう。今回、新しい受講者が茨城県古河市から参加してくださいました。荒唐無稽な骨董講座、楽しんでいただけたでしょうか。西荻には骨董屋、雑貨屋、食事処がたくさんあります。骨董講座と一緒に西荻も楽しんでください。

講座は室町時代の下剋上、解放された宗教、稲荷信仰、南蛮文化との出合い、経済を中心に話をしました。現在の日本の農村風景の祖形が出来上がったのが、室町時代。日本人が自分の力でさまざまな商品の生産を始めると、時代のGDPが一気に上がり、庶民の生活に大きな変化が生まれます。それを加速させたのが、世界的な大航海時代。手先の器用な日本人は南蛮文明と接触して、世界的に見ても優れた品物を生み出しました。近世の幕開けとなった室町時代を解説したことで、安土桃山時代以降の歴史が把握が容易になったと思います。室町時代、地味ですから……。

今回で今年の講座は終了。縄文時代から始めた歴史シリーズも室町時代まで来ました。時の立つのは早い。来年は安土桃山時代から昭和時代まで、歴史と文化、古美術の骨董講座を開催する予定です。お楽しみに! 今年、骨董講座に参加していただいた皆様、ありがとうございました。この場を借りて、御礼申し上げます。

骨董講座の内容はこちらからこちらから

骨董講座に興味のある方はこちらから


上へ戻る