blog   2015年8月

韓国 餅台  
[2015/08/23]

暑さも一段落して、朝晩は涼しくなりました。週末の株価は下がって、経済(特に中国)の世界にも秋が来ているようです?
写真は韓国の厚紙に和紙を貼って作った餅台です。モノがなかった時代の代用品ですが、李朝には反故紙を使って様々な物を作る文化がありました。 昔の人は質素倹約だったのですね。季節に合わせて衣替えをするのですが骨董品も同様。
1月もすれば中秋の名月、お月見の季節です。 韓国では中秋の名月に月餅を食べる習慣があります。日本だとお団子。写真の餅台はお月見にぴったりの商品。 きらびやかな骨董品ばかりに目を向けないで、シャビーなモノを身近に置くのも一興です。
繊細で希少なモノが刺激を与えてくれます。この餅台を見ていると月見が楽しみ、これからも静かに頑張ろうと思えてきます。

御売約、ありがとうございました

ガラス 色つきストライプ模様 コップ
[2015/08/16]

毎年、8月15日を過ぎると夏も盛りを過ぎた感じがします。
猛暑は去って朝夕は過ごしやすくなったようですが、まだまだ日中は暑い。 今週は「残暑中お見舞い申し上げます」ということで、涼感あふれる60年代後半のコップを掲載してみました。
60年代といえばビートルズ。 彼らの出現によって、世界中にポップアート、デザインが広がります。 それまでのフィーマルな作風から軽いカジュアルな作風に流行が移り、若者独自の文化が花開きました。 今はソフトドリンクの種類も豊富ですが、商品が少なかった時代、このようなコップを使って飲料水を飲むことがお洒落だったのでしょう。 実際にコップに氷、水を入れただけで涼しそう。
冷房などエアコンのなかった時代を思い返すと、今よりも夏が楽しかったような……。
最近、手作り感のあるライトな60年代のポップなデザインが若者の間では流行しています。 時代が変わっても、洒落た感覚は変わらない。一見、チープに見えますが、それが楽なのでしょうね。

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松風図 中沢弘光 
[2015/08/09]

8月6日、甲子園球場で第1回から数えて、100年目の高校野球大会が始まりました。 炎天下の下で無心にボールを追っている高校球児の活躍を見ていると暑さも忘れることができますが、テレビ中継の途中、関東地方の気温表示が出ると、 ふっと現実に戻ってしまいます。海水浴に行きたい!

写真は中沢弘光(1874年〜1964年)が描いた「松風の図」。作品の詳細は「通信販売」欄に掲載していますが、題材の「松風・村雨」は、在原行平と2人の姉妹の悲恋を描いた有名な謡曲です。 小倉百人一首収録の「立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる 待つとし聞かば いま帰り来む」は、3人の別れを詠んだ歌です。古代も中世も世間の人々は、男女のスキャンダルを話題にしていた。 この話が実話かどうかは別にして、須磨には行平、松風、村雨に関する地名も存在するので、逸話を楽しむには事欠きません。
中沢の絵を見ていると、松風は海女だったようです。松風は「あまちゃん」のように可愛い子だったのかもしれません。色気より食い気の私は、娘さんよりも明石のタコやアワビに関心があり、絵に描かれている魚も刺身に見えてくる。本当に、この辺りの魚は美味しいのですよ。体重を落として痩せると恋ができるかもと、毎年、思っていますが……。 実際に恋愛ができなくても、古美術品を通して恋愛に接することはできます。作品を見て、遠い昔の夏、恋愛をしていたことをふっと思い出しました。皆様も、このような体験はありませんか?

御売約、ありがとうございました

苗代川焼 白磁徳利 
[2015/08/01]

本当に暑いですね。テレビを見ていると、日本各地の気温、熱中症に注意するように呼び掛けるテロップがいつも流れています。
地球温暖化、気候変動の影響か、最近の日本の気温は異常です。化石燃料、エネルギーの使用が地球を暖めているのかもしれません。 エアコンのなかった江戸時代、日本はこのように暑くはなかったはず。 水辺を歩いていると涼しいので、「昔の人はこれで涼をとっていたのだろう」と体感します。 伊万里焼など、氷烈文、雪輪文などは冬ではなく、夏に使用する食器に描かれていた模様。昔の人は視覚的にも涼を感じる工夫をしていました。

写真は苗代川焼(薩摩焼)の白磁徳利です。雪のような白い肌合いを見ていると、涼感を味わうことができます。 苗代川と言えば「黒もん」ですが、このような美しい「白もん」も作っています。 天草石を使用した磁器なので、従来の白薩摩とはちょっと違う。 「通信販売」欄でも書いたように、最近はこのような作品を「平佐焼」と呼んでいます。 産地がどこであれ、美しい白磁に人気が集まっていることは確か。 冬は六古窯が良いのですが、やっぱり夏は白磁。四季を楽しめるから骨董は面白いですね。

御売約、ありがとうございました

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